歴史の延長に今がある

書の野尻泰煌先生に入門して間もなく、師に
「世界の美術館に作品を送り出すのに、その国の人の好みや
国民性に沿った要素を取り入れて書いているんですか?」
と質問をしました。

間髪を容れず「もちろん!」という答えが返ってきたのですが、
私は先月のハンガリー訪問で、
初めてその〝国民性〟という言葉の本当の意味を
理解できたように感じました。

今回のハンガリー・ケチケメートでは、
会場にあたる博物館周辺の案内をしていただきました。
多くの建築物や街のシンボルが、世界大戦をはじめ
その前後の戦争や占領などの影響を受け存在していることに
なんとも切ない思いが残りました。

同時に、
もともと歴史が苦手な上、平和ボケしている日本人の私にとって
今を生きる一般市民の他国に対する感情が
歴史から立ち上がっている部分が強いことにショックを受けました。

これは、現在のハンガリー共和国が誕生したのが1989年10月と
つい最近のため、歴史が身近なことも手伝ってかもしれませんが
ハンガリーに限ったことでなく、ヨーロッパをはじめ、
多くの国がそういった傾向なのかもしれないなと思いました。

また、現地で出会ったタクシーの運転手さんも、ホテルの人も
温泉で働く人も、カフェで働く人たちも、
みな親切な方ばかりなのですが、陽気さはあまり感じられず、
どこか、もの寂しい印象を受けました。

ブダペストの街を歩いていても、ナチス本部だった建物があったり
古い建物の隣に突然ポッカリと空地があらわれたりと、
もの寂しい雰囲気が残っていました。

繰り返された戦争・占領、歴史、気候、自然、食事、建築物…
改めて、様々な要素が重なり合って、
ハンガリーという国民性が出来上がっているのだと実感しました。

また、日本に帰ってきてから上野の国立博物館に出掛けたのですが
ハンガリー19世紀のゴージャスな装飾に目が慣れてしまったせいか
あの洋風建築の代表ともされる表慶館でさえも簡素に見え、
良くも悪くも一人ひとりの血には、伝統と土壌が受け継がれており、
日本人がどんなに西洋に憧れて真似たとしても
結局真似事にしかならない、
それは避けられない事実なのだ、ということも実感しました。

日本は1945年から70年余り戦争がなく、
個人的には、戦争の歴史が教科書の中の話で終わっている印象で
日常で過去と現在の繋がりを感じる機会がありません。

「物理的手段によって他者を支配した者は、
やがて、心理的に他者から征服される時が来る。」
先日読んだユングの本に書かれていた言葉ですが、
もしかしたら戦後アメリカは、
日本の伝統や精神性・国民性に憧れ、挙句の果てに嫉妬し、
日本を根絶やしにしようと動いたのかもしれません。

それでも日本の伝統と土壌は個人に根付いているものですし、
生い立った文化や伝統を踏まえて生きていくことが
世界と関わる上でも大切なのではないかと思うようになりました。

その逆で、今日本では簡単に「世界進出」や「世界で活躍」などと
「世界」という言葉を用いて様々な日本人が紹介されていますが、
自国と他国その両方の伝統と土壌を理解していなければ、
本当の意味での活躍は難しいということも、今回の旅でわかりました。

ただの観光でなく、「国際文化交流」という形で
ハンガリーと関われたことは、私にとって掛け替えのない財産です。

日本の伝統や文化をもう一度見直し、
より日本人らしく生きていけるよう過ごしていこうと思います。

 

高天麗舟

思いは言葉を超える

ハンガリー・ラダイ博物館での展覧会、一般公開初日のことです。
前々回のブログで〝私もお客様の前で書をかいた〟と書きましたが、
大きな紙に書くという当初の計画から、当日のノリで(笑)、
まず師が半紙に書き、次に私がそれを真似て書くという稽古形式で
お客様に見ていただきました。

しかし書きながら
「見ているだけじゃつまらないだろうな、書いてみたいだろうな~♪」
という思いが私の中でフツフツと湧いて出てきたので、
「書いてみますか?」と思いっきり日本語でしたが(笑)、
一般のお客様に筆を手渡してみました。
ちなみにハンガリーではマジャル語(ハンガリー語)が公用語です。

こういう時、日本人の場合だと書き順を間違えたら大変だとか
入筆がどうのとか、ハネや払いがどうのとか…中途半端な知識がある分、
ぎこちなくなったり、躊躇したりしてしまうものですが、
ハンガリーの方々は、そういった教育を受けていないのもあって、
書き順にもこだわらず、純粋に形を似せて楽しそうに書いていました。

その様子を見て
「書ってやっぱり造形芸術なんだなぁ~」なんて
しみじみ感じ入りました。

たくさんの方が挑戦してくださったのですが、ある女性は、
手本とは違う何かをおもむろに書き始めまして、
「なんだろう?なんだろう?何を書いているんだろう??」
と、遠くから身を乗り出し見ていると、
やたらとその女性と視線が合うわけです。

「ん?」

改めて彼女が書いているものを見てみると、
「あれ?今書いているの、髪の毛??横分けの女の人?
もしかして、ワタシ???」

ということで、コチラです♪↓↓

これを私に向けて見せてくださいました。

モーレツに感激。本当に感激。
すぐに歩み寄り、「うれしいっ!ありがとうございます!」と、
これまた日本語でお礼を言うと(嬉しさのあまりThank youも出ない笑)、
私の目から一瞬も視線を外すことなく、ジーーーッと私の目を見つめ
その女性、優しい口調で私に話し始めました。

が。ハンガリーの言葉なので、まったく何を言っているのかわかりません。

しかし、私に言葉が通じていないこともわかって、
そんなの構うことなく話しているのが伝わりました。

私もその女性の思いを逃さないようにと、一瞬も視線を逸らすことなく
話に耳を傾けました。

すると、どうしてかはわからないのですが、
「日本が大好きだ」
「日本を尊敬している」
「日本の文化を愛している」
「書は素晴らしい」
「こんな機会を与えてくれてありがとう」
と言っているんだな、というのが伝わってきたんです。

途中から通訳の方にお願いして訳していただいたのですが
彼女の声に集中していたもので、一言、
「日本の女性は美しい」
という、自分にとって都合の良い日本語だけしか聞こえず(笑)、
結局、私の耳は彼女の言葉を拾っていました。

日本の文化をそんな風に大切に思ってくださっている方が
ここハンガリーにはいるんだ…

という現実に、
どうにもこうにも有り難い気持ちで胸がいっぱいになり
涙が頬を伝う…等のレベルを超え、滝のような涙が流れてきました。

同時に彼女の思いも涙に変わり、二人でしばらく泣いていました。

すると、隣で見ていた師が
「これが本当の文化交流だよ、よかったね」
と声を掛けてくださいました。

師も彼女のマジャル語を私と同じように解釈していたのがわかりました。

今、思い返しても不思議な体験です。
言語はひとつも理解できていなかったのに、
思いだけはスーッっと伝わってきたなんて。

「思いは言葉を超える」
身をもって理解できた出来事でした。


↑ 私が書いた「和」と交換しました。

本当に本当に、良い経験でした。
ありがとうございました。Köszönöm

 

高天麗舟

 

象意出まくり、本命殺の旅!3

ブダペストに着きました。ここから約4日間のんびり観光です。
(写真は国会議事堂)

二黒土星、三碧木星×2名、四緑木星の4名で毎日行動していました。

四緑木星にとって2017年4月の西は、年盤:大吉・月盤:本命的殺 です。
国内旅行の場合は、問題が出てくる場合も考えられますが
日本からハンガリーは遠い地であり、しかも西に大歳が入っているため
本命的殺の影響はほぼゼロといった感じです。

吉方位旅行を成功させるための開運アクションといえば温泉!
全身で土地の氣を吸収します。

運良く、ブダペストには水着着用の温泉がたくさんありました。
写真はセーチェニ温泉。中は深く、つま先立ちで入浴。

(温泉に入りながらも手相の話。笑)

また、西の象意でもある「コーヒー」をいただくため、というか
街中にカフェがたくさんあるので、たくさんのカフェに行きました。
写真はニューヨークカフェ。西の象意「黄金色」の天井装飾。
ガラスのグラスだけどホットのカフェラテ。うまうま~♪

↑こちらは国会議事堂の近くのカフェ。おっされ~。

食事は、西の象意「鶏肉」を全員毎日のようにいただき、
また二黒土星の方は、月盤「八白土星」の象意「牛肉」を
年盤「三碧木星」が吉にあたる人は(今回は本命殺でも吉とみなす)
酸味のある寿司や肝臓…いやフォアグラ(笑)を
無意識のうちに積極的に選んでいたことが興味深かったです。
ちなみにハンガリーはフォアグラが安く、二日連続でいただきました!
大・大・大満足~♪

↑日本人的には、ひと工夫が「?」だったお寿司(笑)

西の象意に「歌手」「歌う」というのもあるのですが、
国立オペラ劇場の見学ツアーの中で、ミニコンサートも聴けました。

で、コレ↓↓

急にきたない画像でごめんなさい。帰国後2日目の私の足なのですが、
ブタペスト2日目に、47年間の人生で最大の靴擦れをしました。
履き心地が良いから履いて行ったのに、真っ赤に腫れて擦れてブヨブヨ。
これでもだいぶ良くなった状態です。

他人に履物を貸すというのは、けっこう勇気いることだと思うのですが、
草履とサンダルの両方を持っていた茶人サマが、
本当に快くサンダルを貸してくださいまして(ウルトラ感謝です。涙)、
帰国直前まで甘えて履かせていただきました。

ドナウ川にかかる鎖橋にて。大きなサンダルを履いた私。(笑)

「足」「履物」ともに三碧木星の象意です。
(よーく調べると、西に「足の悪い人」という象意もあるようです)
ここも本命殺チックな部分ではありますが、実は帰国してからも
過去に何の問題もなかった靴でも何故か靴擦れをおこす現象が起き
生傷の絶えない一週間を送っていました。

さらに、もう一人の三碧木星の方も帰国後、
三碧木星の象意にちなんだ生傷で痛い思いをされたそうで
二人ともにちょっとした悪出しのような現象にあいました。

また、こんなことも起こっています。
八白土星の吉方位では、良い「変化」「革命」が起こるのですが
訳あって10年間ほぼベジタリアン生活を送っていた二黒土星の方、
この旅行をキッカケに本当にガラリと変わったのです。
レストランに肉しかないから食べた…という単純な理由ではなく、
この旅行で自然と食と体に関する考えが変わる流れになりました。

もうひとつ、八白土星の象意には「家族」というのもあるのですが、
我々は本当に家族のように何の負荷もなく自然に過ごしました。
朝の4:00から笑いが始まり(笑)、21:00には疲れ果てて眠り(笑)、
二回ほど共同キッチンで私の作ったささやかな朝食を皆で食べ、

最終的に、空港に向かうタクシーの運転手サンに
「family?」と質問されるまでになりました。(笑)

そのfamily↓↓

撮影場所は、野尻泰煌先生の作品が収蔵されている
ブダペスト・ホップフェレンツ東洋美術館

 

ケチケメート市 ラダイ博物館での「第28回 泰永書展」は
5月13日まで開かれています。

この5月13日、
ハンガリー各都市の博物館館長や文化人の方40~50名が参加する
ハンガリー国の文化首脳会議がケチケメート市で行われるそうで、
視察で我々の会場にも足を運んでくださる予定と聞いています。

本当にありがたいことです。
これほどまでに事態が発展していくとは…三碧木星の後押しを感じます。

靴擦れは痛かったけど、吉方位に違いありません。
今後は自分の運勢の検証です。
良くも悪くも、何かあればお知らせしていこうと思います。

これで今回の本命殺シリーズ(笑)は一旦終了です。
ありがとうございました。
高天麗舟

象意出まくり、本命殺の旅!2

一般公開前日はプレス向けのプレオープンだったのですが、
その前から色んなサイトが我々の展覧会についてインターネットで
紹介してくださっていました。(ちょいちょい私も写っています)

http://keol.hu/kecskemet/japan-kalligrafia-muveszeti-kiallitas-a-raday-muzeumban

http://radaymuzeum.hu/hu/meghivo-0

当日はテレビ局の方もみえて、ニュースにも取り上げていただきました。
(展覧会のニュース13分20秒あたりから始まります)


また、私たちが帰国したあとも様々なサイトが取り上げて下さっています。

http://keol.hu/kecskemet/a-taieikai-muveszeti-iskola-kiallitasa-nyilt-meg-a-raday-muzeumban

http://hiros.hu/kultura/kecskemeti-cseresznyeviragzas-japan-nagykovettel

JELENLÉT – JAPÁN KALLIGRÁFIAI MŰVÉSZETI KIÁLLÍTÁS KECSKEMÉTEN

「泰永会」は国の組織でもなんでもなく、私設書団体のひとつです。
それがハンガリー公立博物館で展覧会を開いていただく事になり、しかも
これ程までにメディアで取り上げていただいているなんて夢のようです。

協力してくださったすべての皆様に心から感謝いたします。

同時に、マスコミ・インターネットを象意とする三碧木星の星の恩恵と
クチコミが象意の西(七赤金星)の星の恩恵も感じているところです。

展覧会自体は「第28回泰永書展 海外展」というものなのですが、
当会事務局長である高堂巓古氏が茶人ということもあり、プレオープンは
華やかな「ハンガリー×日本」国際文化交流の場となりました。

 

一般公開初日では、
こんな感じで↓ 私も会場のお客様の前で書をかきました。

ちなみに、会場に私の作品は2点展示されておりまして、

コチラは、このたび
第一席 ハンガリー ケチケメート市 寄贈

もう一つの作品コチラ
ハンガリー ケチケメート市 ラダイ博物館 寄贈

が決まりまして、
もう、どちらのどなたに感謝申し上げてよいのかもわからないくらい
とにかく有り難いこととなりました。

↑見えづらいかもしれませんが、
こちらの野尻泰煌先生の作品、書と黒茶碗(左テーブル上)は、
ハンガリー ケチケメート市 ラダイ博物館 収蔵 となっています。
右にあるのは、篆刻(彫刻)です。

一般公開初日に話を戻しますと、その日は書を書くだけでなく
野尻泰煌先生による書と今日の日本文化についてのお話と、
高堂巓古先生による茶道の説明が行われました。

ところが、それだけでなく、
ハンガリーの方は手相に馴染みが薄いとのことで、
せっかくの機会だからと急遽私も手相のミニ解説をすることになり、
なぜかミニ鑑定会までも開く運びとなりました。(笑)

Nojiri mester és tanítványa alkotott, emellett ízelítőt kaphattunk a japán “tenyérjóslásból” is

ラダイ博物館 facebookページより(正確な日本語訳はわかりません)

講演というのは、西(七赤金星)の象意で、
三碧木星の私が予定外のミニ講座を行うことになったのも納得です。
(言われた瞬間はおどろきましたが。笑)

過去に何度か手相講座の機会があってよかったです。
いきなりのフリでしたが、なんとかできました。
(通訳のゾルタンさん、ありがとうございました!)

でも手相の話を始めると、すぐにお客様が私の方に足を進めて
本当に興味を持ってお聴き下さっているのを肌で感じることができました。

そして嬉しい出来事がありました。

一連の工程と片付けが終わり、博物館の応接室で
とても美味しいサンドイッチやコーヒーを皆でいただいていると、
なんと!!
ミニ鑑定を受けられたお客様から博物館に、
手相のお礼メールがあったというのです!!
もう、泣けるほど嬉しかったです。

お腹いっぱい、胸いっぱいの気持ちで、
ケチケメートからブタペストに移動しました。

まだつづく。
高天麗舟

 

象意出まくり、本命殺の旅!1

19日の午前1:00過ぎ、ハンガリーから自宅に戻りました。

写真は展覧会(国際文化交流)プレオープンの様子なのですが、
本当にたくさんの方にお越しいただき、感謝感謝でありました。
ハンガリーのみなさん、本当にありがとうございました。

この時の様子は後日またブログに書きますが、
とにかく充実しまくり!お腹いっぱい♪楽しすぎる旅でして、
結論から申しますと、
やはり今回の本命殺の旅は大吉方位と判断できるものでした。
(ちなみに、
本命殺でも吉方位になると言われている「ある条件」は満たしてました)

ただ、これを本命殺と呼ぶのかな?といった事も起こりました。

前回のブログにも書きましたが、
年盤:西に三碧木星、月盤:西に八白土星が巡っています。

ということで、今回の旅行で関係してくる象意は、
・西(七赤金星)
・三碧木星
・八白土星
の三点です。

旅のメンバーは、
三碧木星の本命殺2名(私と茶人)+吉方位になる5名=計7名。

「羽田発 ⇒ ドーハ(乗換)⇒ ブタペスト着」という予定だったので、
我々一行は、まずドーハに向かいました。

10時間ほどでドーハに着くという話だったのですが、気づけば12時間!
飛行機が遅れました。
飛行機から降りると、カタール航空の方が我々を待っていて、
「乗換に5分しかない」と焦っている様子。その方の後について、
果てしなく広いドーハ空港を早足に進み、搭乗口に向かったのですが、
飛行機は容赦なく飛び立っていました。
同じ航空会社への乗換だったので、待っててくれると思っていたのですが
日本とは違うんですかね、足止めをくらいました。

これ、八白土星の象意です。
「遅れる」というと五黄土星を思い浮かべますが、
八白土星には「止める」「遅れる」「継ぎ目」だけでなく、なんと
「飛行機に乗る人」という意味までもあります。
∴飛行機に乗る私たちは、みごとに継ぎ目で止められました。(笑)

吉方位だからと言って都合良い象意だけが現れるわけではありません。
大きな流れでみてプラスになる現象が起こります。

次のブタペスト直行便は11時間ほど待たないと飛ばないため、急遽
「羽田発 ⇒ ドーハ(乗換) ⇒ ローマ(乗換) ⇒ ブタペスト着」
というルートを提案されました。(「無料」という約束も済)
荷物は先にブタペスト空港に着いているとの説明を受け、
それしか方法がないので、従うことにしました。

グッタリするメンバーが多い中、思いがけないローマ乗継に
私のテンションは高まるばかり!(笑)
案の定、ローマ空港は美男子に溢れ、すっかり疲れも吹き飛びました♪

ローマでの乗継も係りの方が手際よく親切に誘導してくださり、
無事、ブタペスト空港に着きました。

さて、預けた荷物をとりに行こうとカウンターに行くと、
なんと「ここにはない!」と言うではありませんか!
「じゃ、どこですか?」と聞くと「ローマだ」と。 一堂「は~??」です。

「そのローマからブダペストに着く次の飛行機は何時だ?」と問うと
「明日の夕方」と言うではありませんか!

海外旅行にアリガチなアクシデントといえばそうですが、
展覧会プレオープンは翌日です。
全員の荷物はもちろん、会場でお茶をたてる予定の茶人(三碧木星)の着物や茶道道具がローマに取り残されているというのです。
顔面蒼白。冷汗、タラタラ…

しばらく嘆いて交渉しましたが、物理的にどうにもならないこともわかり、
なんとなく全員が諦めかけた頃、奥から若い係員が一つスーツケースを持って走ってきました!

「あ、僕のだ!」とメンバーの一人が言い、係員のあとを着いて行くと
ターンテーブル横に全員のスーツケースが無造作に置かれていました。
まったく「オイッ!」って感じです。

全員胸を撫で下ろしたのですが、しかし!
今回のためにつくっていただいたという茶道で使う竹製の結界だけが
どこにも見当たりません。(長さ1m弱)
問い合わせしましたが、結局出てきませんでした。

私は現地通貨フォリントをキャッシングしようとATMで操作したのですが
何度挑戦しても、どのカードでも「使えません!」とハネられてしまいます。
暗証番号も間違ってないし、一緒にATM利用した方は引き出せました。

「え~!私、一万円分のフォリントしか現金持ってないんですが…」
ということで、なんとも心細い気持ちになりました。

西(七赤金星)の方位はオチがついたり、
ツッコミたくなるような事態が起こると言われていますが、
スーツケースの件はまさにそんな事態でした。

また、三碧木星の二人だけに降りかかったアクシデントにも
意味がありました。

私も今回調べて知ったのですが、「竹」は三碧木星の象意でした。
そして、西(七赤金星)には「欠ける」「不足」の象意があります。
∴竹製の結界のみ不足

「ATM=金融」も七赤金星の象意です。&「欠ける」「不足」です。
∴お金不足(苦笑)

他のメンバーは、乗継での苦労とスーツケースが一瞬なくなった事くらいで大きな問題はありません。

三碧木星の二人だけが、ちょっと大変な思いをしたのは事実です。
これを本命殺と呼ぶ人もいるかもしれませんが、悪出しとも取れる訳で。
結果的に、竹の結界がなくても茶道はできましたし、
現金はなくてもみんな貸してくれたので(涙)、問題ナシです♪
(結局、どのATMでも引き出せず、店での支払には使えたという現象)

現地時間14:00ごろにはハンガリー・ケチケメート着の予定が
ホテルに着いたのは21:30近かったでしょうか。
結局、移動に約24時間かかってしまいましたが、
無事プレオープン前日にホテルに到着できたということで、
事なきを得ました。

つづく。
高天麗舟

 

本命殺の旅へ!

こっそりホームページではお知らせしていたのですが、
4月12日よりハンガリー・ケチケメート市、ラダイ博物館にて開催される
「泰永書展」(私が所属している書団体・泰永会の海外展)準備のため、
ただ今鑑定をお休みしております。(4/23まで)

オープニングセレモニーには、現地のマスコミの方がいらっしゃるそうで
そんな中、少しですが私も書をかくことが急遽決まり、ちょっとビビりつつ、
4月11日に日本を発ちます。

自分の作品が海外で展示される光栄な機会をいただき、しかも今回は
それを自分の目でみられる書家として大変有り難い旅なのですが
実は占い師としても、とても大きな意味を持つ旅でもあるのです。

私は現在、引っ越しはもちろん旅行でも、
本命星が回座した方位を凶=本命殺として、お客様に伝えています。
(※本命殺:主に自分が原因で失敗に陥るといわれる方位)

しかし調べてみると、「もともとは本命殺など存在していなかった」とか
「ある条件の上では、本命殺は逆に吉となる」など、
さまざまな情報を目に耳にするようになってきました。

方位の流派はさまざまあるのですが、私は
・日本からハンガリーを「西」とみなし、
・遠距離海外なので、月盤よりも年盤を重視します。

これを踏まえて2017年の年盤を見てみますと・・・
三碧木星の私にとって今年の「西」は本命殺にあたり、
しかも、吉も凶も三倍化すると言われる「大歳」まで入っています。

今までの観方ですと大凶で、出発前でも凶象意が現れるものなのですが
今回の場合、出発直前になってもイヤな問題は何一つ起きず、
体調も良好です。

また私だけでなく、
一緒にハンガリーに行く書仲間にも三碧木星の男性がいるのですが
彼も好調で、幸運の大きな波が押し寄せているそうです。

一回の旅行で現在の運気が決まるものではない上、
今回のハンガリーは主となるの非常に強い運気の影響が大きいので、
まだ結論は出せませんが、それにしても今のところ、
「本命殺+大歳=大凶」の様子はみえません。

・・・仮に本命殺があったとしても、
本命殺の場合は自分が原因で問題が起こるものなので、
自分が気をつけていれば凶作用を抑えられるものです。
でも、これは吉方位であっても大切なことですね。

帰国後も本命殺を感じる事柄が起きなければ、
旅行での本命殺については、やはり修正が必要になってきますね。
自分で体感する機会に恵まれて、本当に有り難いです。
帰国後の運気など、また報告したいと思います。

五感で象意を見極めながら、ハンガリーを味わってまいります。

 

高天麗舟

運と樂茶碗~内面の充実~

昨年、手づくねで生まれて初めて茶碗をつくりました。
↓こんなカンジ。

桐の箱に入れると急に立派に見えるから不思議です。(笑)

もともと焼物は好きなのですが、自分で作ってみると、
より興味は深くなるものですね。

本阿弥光悦・長次郎、この二人の名品が観たくて、
先日、東京国立近代美術館で行われている展覧会「茶碗の中の宇宙」に
行ってきました。

入口に足を踏みいれてすぐ、長次郎の大黒がドドーンとあったのですが、
威厳というのか、オーラというのか、あの佇まいはなんなのでしょうか。

ウハウハ興奮しながら長次郎の茶碗を舐めるように見回しました。

それから樂家代々の展示が続くのですが、
どの代の作品も、樂家という伝統を守りながら、
長次郎にない自分の個性を追い求めた苦労が垣間見え、
結果的に皆、長次郎に挑んで挑んで敗れたような印象を受けました。

書でいう臨書と思いますが、長次郎を真似た作品もあったのですが
あまりにも風格が違い過ぎました。

何がそんなに違うのだろうと、疑問に思いながら会場を巡ったのですが、心に訴えない茶碗は、胴や腰など外部ばかりに意識があり、
見込み(内部)に表情がないことに気づきました。

長次郎の茶碗の中でも、特に千利休が愛用していた茶碗は、
茶渋のあとも手伝って、見込みに重厚感のある景色がありました。

「人も同じだな」
ふと、そんなことを感じました。

概してツイていない人というのは、無駄な動きが多いものです。
それは欲に掻き立てられ、自分にないものを追い求め、
外へ外へと意識が向き、内がお留守になってしまうことの表れです。

私も経験しているのでわかるのですが、
何かになろうとすることは、一見素晴らしいことのように思えますが
ないものを求めることで、悶々とした精神と葛藤が生まれます。

強く穏やかな人というのは、
自分の弱いところを理解して、それを踏まえて生きている人です。
あるものに目を向け、自分を理解していかないと
穏やかな精神には辿り着けません。

・・・というのを踏まえ、もう一度自分の茶碗の内部に目を向けると
もうノビシロしかありませんでした。(笑)

ちなみに一番感動した茶碗は、期待通りの本阿弥光悦でした。
人の幅といいましょうか、
茶碗から光悦の大物っぷりが伝わってくるようでした。


赤樂茶碗 銘「乙御前」 本阿弥光悦

本当に素晴らしい展覧会でした。

 

高天麗舟

私事で恐縮ですが、

占い好きの子供時代を過ごし、占いの勉強をし始めたのがたぶん38歳。
風水から始まり、手相、方位、四柱推命、易、泰煌式生命法(姓名判断)と、ご縁をいただいた順に勉強をしてきました。

これまでも今も、友人知人がいろいろと助けてくれて、
土日は、イベントやライブ会場で10分鑑定をさせてもらったり
平日は、カフェや美容室でお客様の待ち時間に鑑定させてもらったりと、
とにかくよく動いてきました。

四柱推命では、今も五行バランスをとるのに難しさを感じる日々ですが、
相変わらず、「もっと知りたい、もっと勉強したい!」それだけです。

書も、数年かけて探し続けた師にようやく連絡がつき、43歳で弟子入り。
現在は師の指導のおかげで、ただただ楽しく、何の負荷もなく、
打ちこむことが出来ています。

毎年「寅月」前後は私にとって衝撃的な出来事が起こりやすいのですが、
今年は、ついに開眼!といった感じです。

まず、手相の出版のお話をいただきました。
身に余る光栄で、本当に有り難いお話です。
すべてはここから始まりました。

これをキッカケに
「世に作品を残す」「自分が死んだ後も作品が残る」ことについて
トコトン考えていきました。

本については、せっかく占い本を出版するのですから、
普遍的な要素を盛り込んだ人を導く内容にしたいと思いました。

また、インターネットラジオについても考えました。
youtube に残りますから、これも立派な作品です。
会話は生ものなので他の作品とは違う部分もありますが、
その場の楽しさ以外の面白さ…いわゆる教養の有無がものをいうのだと、自分の会話を編集する中でふと感じました。

書では、今から200年ほど前の「何紹基」という書家の作品に心が震え、とにかくこの雰囲気を自分に染み込ませたい!と方向性が決まりました。

どんなジャンルにおいても
伝統を自分の下地になるまですり込み、そこから立ち上げていかないと、
浅い物しか作れない人間になってしまうんだなぁ~
と、痛感した寅月でありました。

そして、私はすでに出会うものには出会えているのだから、
あとは、書と占いの下地を厚くすることだけをしていけば良いのだ!
と、安心することができました。

四柱推命の勉強も、私はこれまで、
日本人が書いたり訳したりしたものしか読んできませんでした。
誰かが訳したものには、もれなくその方の解釈が組み込まれているため
やはり、自分で直接学ばなければ、
四柱推命の核には辿り着けないのだろうと感じているところです。

おそらく、その核は驚くほどシンプルなのでしょう。
幹がしっかりしていれば、枝葉もそれなりになっていくものですから
そこをしっかり押さえておくことが重要なのだろうと考えました。

・・・一生仕事になりますが。(笑)

あれだけ動き回っていた私ですが、いよいよ機が熟したと言いましょうか
やりたいことだけにチカラを注ぐ準備が整いました。

この春から中学生になる娘のカンシャクも昨年頃から落ち着きまして、
ようやくお互いがお互いに向き合う時を迎えた感じです。

母子ともにカンシャクという時期を超え(笑)、
これまで叱り飛ばしてきたぶん、それ以上に娘が安らげる環境をつくり
のびのびと育てていきたいと思っています。

今は、本の原稿を書くより、一枚でも多く書を書きたい。
インターネットラジオ「赤裸々にさせて♡」では、
教養のない私の発言が、これ以上作品として残るのはどうなのか?(笑)
という思いと、今後は子供とたっぷりじっくり関わりたいという思いを、
そのままミワコちゃんに伝え、69回目の放送をもって
最後のレギュラー出演となりました。

尚、インターネットラジオはミワコちゃんがそのまま続けてくださいます♪
ミワコちゃんに応援メッセージ、よろしくお願いします。
私も送ります♪

 

高天麗舟

後悔…今ならわかること

今から4~5年前、あるイベントで手相10分鑑定をしました。

そのイベントに、メジャーデビューを目指す、
シンガーソングライターの女性がいました。
「どうしても売れたい。絶対に売れたい。ブレイクスルーしたい。」
両手を広げたまま、一生懸命話してくれました。

しかし、その時、
その方の手に「努力が実るサイン」を見つけることはできず、
一瞬、なんと伝えればよいのか戸惑いました。

イベント後半、その彼女がステージに立ち、
ギター片手に歌ってくれました。
が、彼女の世界観に、彼女だけが苦しそうに奥深く入っていくのを
客席のみんなが引いて見守っているような状況でした。

話は変わりますが、
私が昔勤めていた職場の近くに、地元で有名なあるお金持ちが、
道楽で始めたケーキ屋さん(笑)がオープンしました。
パティシエもスゴイ人らしく、食材も選りすぐりの最高の材料で
贅沢の極みのようなお店です。

職場の友人がこうポツリと言いました。
「金持ちの道楽って、結局成功するんだよねぇ~」

たぶん、そのお金持ちは、
「いつも美味しいケーキを食べられたらいいなぁ♪」
という遊び心というか趣味で、「じゃ、店開いちゃう?」となっただけで
ケーキ屋で一旗あげるためにオープンしたのとは違うと思うんです。

ま、憶測でしかありませんが、
余裕を持って楽しんで作られたものだから人の心を掴むわけで、
「ケーキ屋を成功させたいぃ~」という目的でオープンしたら、
そこまで評判の店にはならなかったのかな、と。

書の活動でもそうなのですが、
書くぞー!と気負ったり、良い評価を得たい!とスケベ心(笑)で書くと、
漏れなくこじんまりとした字になるもので、
そうでなく、人の評価を気にせず、とにかく書くのが楽しい♪の一心で
ただ筆を走らせて書いたものが、結局作品になっています。

クドイですが、四柱推命の通変性で考えると、

作品を生み出すというのは「食傷」の星にあたるのですが、
自分自身を表す「比劫」の星が充分に満ち足りていないと、
苦し紛れに作るという状態を引き起こします。

話を戻すと、そのシンガーソングライターの女性に
歌える場がある幸せとか、歌を作り出す喜びとか、
自分自身が満たされている感覚が果たしてあったのか、疑問です。

また、作品には作家自身が滲み出てしまうものなので、
自分の思うよう表現しようとしても、
その人が表現したいものと掛け離れた人物であれば、
違うものが出来上がってしまうものです。

売れたい気持ちはわかりますが、売れるかどうかは結果です。
その結果を先に考え、しかも、そこに囚われてしまっては、
元も子もありません。

あの時の鑑定でもそれらしいことは伝えたつもりですが、
その後に積んだ書と占いの経験から、
今ならもっと的確に伝えられたのになぁ~と、
時々彼女を思い出しては、申し訳なく感じています。

 

高天麗舟

「赤裸々にさせて♡」#69

本日も「赤裸々にさせて♡」をよろしくお願いいたします。

突然ですが、私、とうとう今夜・・・
よりによって「69」回目の放送で!(笑)

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本日も、よろしくお願いいたします。

高天麗舟

 

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