体得してこそ秘技

古くから伝わる術や伝統的なものには何かと秘技があるものです。

占いの世界にももちろん秘技はあって、
その昔、秘技を伝授する際には決して紙に書くことはせず、
必ず口伝えと決まっていたそうです。

もちろん書にも秘技はあるのですが、
書家・野尻泰煌先生の場合は、真面目に取り組んでさえいれば
勿体ぶることなく普通に弟子達に伝授してくださいます。

「秘技」と聞くと
それさえ知れば、今すぐにでもスゴ技をこなせるかのような、
そんなイメージを抱いていたのですが、
ところが実際にそれを聞いても正直「へぇ~」くらいなもので
逆にどうしてそれが秘技なのか?と不思議に感じたほどでした。

が、しかし。甘かったー。

頭で知っただけでは秘技が秘技の意味をなさいのだ、と
それを体得しなければ秘技を知ったことにはならないのだ、と

その秘技を練習して練習して、身体で理解し始めて、
初めてそう気づいたのです。

「これがそれだったのかーっ!」と
秘技を使えた瞬間は本当に感動ものでした。
(現在、身体に落とし込み中)

師は言います。
「いろんな人から『書が上手くなるコツは何ですか?』と聞かれるけど
そんなものあったらボクが聞きたい。練習以外何もないよ。」

秘技は体得して初めて秘技なんだなぁ~と
身体の深いところで理解できました。



自分でも練習しましたが、うまく書けなかったため
師の手本を載せました。
「秘技」と書いてあります。

 

高天麗舟

 

 

衰退期を衰退させない人

お客様を鑑定する中で過去の出来事など伺うのですが
人生というのは本当に人それぞれで
お客様からの生のお話ほど勉強になるものはありません。

占い師の力量というのは、これからいわゆる衰退期に向かう人に
いかにアドバイスできるか…だと思っているので
そういう運が控えている方の鑑定の場合、少し構えてしまいます。

ところが実際にお会いしてお話を伺うと、たまにですが
本来の性質と違う生き方になった(ならざるをえなかった)が為に
「逆に充実した時期になるのでは?」と考えられるケースがあるんです。

どういうことかというと、
生まれながらに私利私欲の傾向が強い方がいたとして
今後、その傾向が引き金で禍が起こりやすくなる運に入るとします。
(※私利私欲で生きるくらいの方が開運する人もいるので
単純に私利私欲が悪いという訳でないことだけ注意)

回避というか、この時期を逆手にとるような策が、例えば、
「自分一人の利益を求めて行動するのではなく、
会社や組織全体にとってプラスになる行動を心掛けること」
であれば、そうお伝えするのですが、
人間そんな急に変われるものではありませんし、
私も経験ありますが、実際に行動にうつすのは難しいものです。

ところが。すでにこの兆しを察していたのか、
「ちょうど2~3年前に、全体のことを考えて行動した方が仕事が上手く進むことに気づいて、今、それを心掛けているところなんです」
と、すでに実践されていたりするんです。

生まれ持った質とは違う生き方なので
ジレンマを抱えるなどシンドイ部分もあるかとは思いますが、
その心掛けがあることで、傾くはずの時期が
より大きな喜びを味わえる時期に変わるのです。

他にも、
生まれながらに「信念を抱きにくく、人についていく質」の方に
強い意志がなければ困難な時期となりやすい運気が巡るケースでは、
過去に大変な苦労を経験し、
そこで本来の質にはなかったガッツや決断力を身に着け、
結果的にそれが今後の開運のカギになるなど。

本来なら「やりたくない~」とウダウダしてしまう時期となるところ、
真摯な生き方という土台が出来上がっていたことで
今後大きな流れを自分で仕掛ける時期に変わるのです。

与えられた環境の中で必死に生きてきた人は
その後どんな運が巡ろうとも、ビクともしません。本当に強いです。
改めて、生き方で人生は変わるのだと感じています。

私もがんばろー!!

 

高天麗舟

 

 

イベントのお知らせ

娘の夏休みもようやく終わり、ただいま夫が遅い夏休み。
家事と育児は休みたくても、仕事は楽しくてどうにもならん♪
というわけで、
本日はイベント&書展のお知らせです!!

◆ 第28回 泰永書展~ハンガリー国際交流展~ ◆

私が所属しております泰永会(主宰:野尻泰煌)の展覧会です。
昨年から地道に書いておりました私の作品もなんとか仕上がり、
ようやく展示といった感じです。

また、今年はハンガリー国際交流展ということで、
泰永会会員による書作品の他、
ハンガリーの写真家ゾルタン・ガアル氏のモノクロ写真も展示。
さらにさらに!今年は後援に駐日ハンガリー大使館も。
・・・さり気なく規模が大きくなっている泰永書展です。

作品の字が読めなくても大丈夫!
意味じゃなくて、まずは右脳で形を楽しんでくださいませ。
みなさまのお越しをお待ちしております。

  • 期間: 2017/ 9月28日(木)~10月 1日(日) 4日間
  • 時間: 11時~17時(初日のみ12時から)
  • 場所: 東京芸術劇場 アトリエイースト(地下1階)
        ※池袋駅西口より徒歩2分
  • 入場無料

【主   催】  泰永会・国際交流展実行委員会
【後   援】  駐日ハンガリー大使館/ハンガリー・日本友好協会/
         ケチュケメート・青森友好協会
【特別協力】  ラダイ博物館

詳細はこちら ⇒ https://taieikai.jimdo.com

あ、私は初日の木曜日から金曜、土曜と会場のおります。
日曜午前は不在ですが、14:00くらいからまた会場に戻ります。

え?日曜の午前はどこに行ってるのかって??
(誰からも質問されていないのはわきまえています)
それがコチラ↓↓

◆ 高天麗舟と行く!都内の仏像手相鑑定の旅 ◆

仏像の手相を (勝手に!) 鑑定して巡るあの企画が2年ぶりに復活!
アートテラー・とに~さんと巡る「仏像手相鑑定の旅」に
講師として参加いたします。

今回は都内のお寺を巡り、
東京を代表する仏像の手相を(勝手に!) 鑑定。
手相の知識がなくても大丈夫!
簡単なレクチャーコーナーも予定しています。
仏像を手相という視点から鑑賞しながら、自分の手相も知ることが出来てしまう、一粒で二度美味しいアートツアーです。

  • 期間: 2017/ 10月 1日(日)
  • 時間: 午前8時~12
  • 場所: 都内某所(参加される方にお知らせ)
  • 参加費:1,500円(交通費は各自負担)
  • 定員:先着12名さま(9/4現在、希望者3名)

詳細・お申込はコチラからどうぞ
⇒ https://ameblo.jp/artony/entry-12306775625.html

アートテラーとに~さんは、活躍の場がどんどん広がっておりまして
本も出版され、作家・宮部みゆきさんとのトークショーも近日開催予定。

大活躍中のとに~さんに声を掛けていただいた私は幸せ者です。
今回もみなさまのご期待にそえるよう、
好き勝手に仏像手相鑑定をしてまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

 

高天麗舟

 

ズブズブの甘えから抜ける

特別支援学校に通う娘がただ今夏休み中のため、
毎朝さんすうを教えています。

小学校2年生の頃から1ケタの足し算を勉強しているのですが
彼女の興味の範囲外のため、中1現在もまったく関心を示しません♪

できる事とできない事の差が激しいのが我が娘の大特徴で
本当なら、できる事だけをさせて過ごさせてあげたいのですが、
ひたすらくり返ししていくことでやっと前に進む性質の上、
足し算ができれば日常生活の上でとても役立つため、
親が根負けするわけにはいきません。

が、しかし。

私の年齢にもなると、1ケタの足し算というのは経験で暗記済ですし
例えば、「りんご2個とみかん3個、あわせて何個?」という問題をみても
5個くらいなら、絵を見ただけで数を把握できてしまいます。

そこをなんとか、まずは理屈から伝えて伝えて…
それがダメなら、ゲーム感覚で教えて教えて…と、
なんとか娘に興味を向けてもらえるよう、試行錯誤しています。

本当に娘を育てる上で毎度思うことなのですが、
簡単なことを教えるのが一番難しいということです。
簡単であればあるほど、難しいです。

娘が1歳のころ、食事指導というのを受けていたのですが、
あ、食事指導というのは、
子供に舌や唇の筋肉を正しく使って食べ物を砕いて飲み込んでもらうための指導や、誤嚥防止のための調理工夫指導です。

その時の先生の言葉が印象的で今でも時々思い出すのですが

「大人は無意識でプリンを食べているでしょう?
そのプリンの食べ方を説明するのが難しいように、
当たり前のことを教えるって、本当に難しいことなんですよ」

あぁ~骨身に沁みますね。まったく仰るとおりなのですが、

何回も、何十回も、くり返し、またくり返しては教えたのに
それでも伝わらなかった時の衝撃ったら…

真剣であればあるほど、ショックが怒りに変わったりします。
しかも親子ですから気遣いもなく、怒りに直結しがちです。

ここで禅の境地というのでしょうか。

こちらの勝手な思いは娘には関係ありませんから
ショックも、怒りも、落胆も、とにかくすべての思いは横に置いて、
どうやったら娘が興味を示してくれるのか?に集中して
ひたすら娘と対峙して前に進まなければなりません。

家族というものは、
その関係にズブズブに甘えて言いたい放題になりがちですが、
人間、やっぱり一人なんですよ。(最近これも骨身に沁みる。笑)

家族がどんな態度であろうとも感応せず、
個として中庸を保つことを心掛ければ、最高の訓練の場になりますね。
(…と自分を励ましている。苦笑)

親子、夫婦…毎日顔を合わせる中で、
個として家族と関わりを持てるようになることが
今の私の目標です。

 

高天麗舟

 

之卦 沢地萃

私は文章を書くのは好きなのですが、実際書くのは遅いため
ブログは週1回の更新を目標に
空いている日に一気に書き上げたり、すぐにアップしなくても
空いてる時間があれば書き溜めたりしています。

8月3日に
運を塞ぐ意固地と独り相撲
というタイトルのブログを更新しました。

これは空いている時間にちょこちょこ書いて完成させていたので
いつアップしても良い状態になっていました。

しかし、こうなると「いつアップしたらいいんだか?」と悩むもので
せっかくだから易に訊いてみようと8月2日に易を立てました。

易は占的を具体的にしておくことが大切なので、
明日アップか?明後日アップか?で質問をしました。

【8月3日が良いか?】
⇒ 
雷地豫 五爻(之卦 沢地萃)


【8月4日が良いか?】
⇒ 坎為水 二爻(之卦 水地比)

8/3の「雷地豫(らいちよ)」というのは、
予め準備しておいたことが芽吹く喜びを表す卦です。

「之卦」というのは、「雷地豫 五爻」の場合、
下から五番目の陰を陽に変えて得た卦のことで
之卦のような成行き・含みの事情があると読み解きます。

今回の之卦は「沢地萃(たくちすい)」なので、
人が集まる、繁盛のような動きを含んでいる、とみました。

以上から、8月3日では
予め準備しておいたブログをアップするのに良いでしょう。
多くの人に読んでもらえる可能性があります。
となり、

8月4日の「坎為水 二爻(之卦 水地比)」では、
あとになって仲の良い人が読んでくれるようですが、
その日にアップしても閑古鳥が鳴いているような状況でしょう。
と読みました。

そんな訳で易に従い、8月3日にアップしたところ、
いつもお世話になっている方がfacebook上でシェアしてくださり、
私のことなど微塵も知らないであろう方々と縁を結んでくれました。
(本当に有り難うございます!)
更に、そこからまたどなたかがシェアしてくださったようで(たぶん)
まさに沢地萃の状況となりました。

さらに。
このブログは、2015年2月に開設したのですが、
アクセスカウンター設置の設定が私には難しく、
ようやく2016年10月末からアクセスを数えられるようになりました。

それから約10ヶ月が経ちますが、無名のブログにもかかわらず
みなさまのお陰でアクセス数は地道に伸びてくれまして、
なんと!その8月3日に、10,000アクセスを超えたのです!

毎度思うことですが、卜術とは本当に不思議なものです。

いつもお読みくださっている方、
占いの検索でたまたま辿り着いた方、
みなさまに感謝です。
本当にありがとうございます。

これからも地道に書き続けてまいります。

 

高天麗舟

 

運を塞ぐ意固地と独り相撲

緒方泰州先生著「実践命稿集」という四柱推命の本があります。

四柱推命はもちろん、運(運勢)についての解説等も載っていて
とくかく頷きっぱなしの素晴らしい本なんです。
そして頷いた言葉のひとつが以下の文。

良い運中には、多少の冒険をしてでもチャンスを掴むべきであり
悪い運中には見栄や自我や意地等の無用な物を捨て、
自分にとって一番大切な物を残す努力をせねばならず、
良い運に何を掴むか・悪い運に何を捨てるかに因って
運勢は随分と変わるものです。

・・・改めて、大きく頷いてしまいました。

良い運の中にいても、そうでない中にあっても
「人事を尽くして天命を待つ」の通り、やるだけやるしかありません。

しかし、巡る運とは別に、考え癖からでしょうか、
根本的に人事を尽くす方向を見誤っているのでは?というような
無意識のうちに自ら運を塞ぐ行動をとっているケースもあるようです。

希望や使命感に満ちた純粋な動機で事を成そうと全力で当たるのと、
「相手にギャフンと言わせたい」という恨み節の意地や
「自分がやればいいんでしょう」などの逆ギレ的な意地、
さらに「もう自分なんかこれでいいんだ」という卑屈さからの意地で
事を成そうとするのとでは、辿り着く方向が違います。

意地になった時点で人の声を聴けない状態に陥ったのと同じで
自分の置かれた状況を客観視できなくなっています。

それだけでなく、意地が原動力だと相談相手が自分だけになり、
より頑固になって、その後はバランスを欠く一方でしょう。

またそれとは反対に、
なんとか自分の立場を確保しようと常に周りの雲行きを心配し、
現状把握や周囲と自分との距離把握のため、
コマゴマ動くことに全力を尽くしているケースもあるでしょう。

あっちに気を遣い、こっちに気を遣い、
結局自分の行動で自分自身を縛ることになってしまいます。

あれだけ気にしていた周りは何にもしていないのに
勝手に自分で自分を縛りつけて苦しんでしまうのです。

意固地や独り相撲というのは、自分の思いを基点には起こりません。
他に対する思いや他からみた自分等、他を基点に立ち上がる思いで
自分以外の者に支配された状態といえるでしょう。

なかなか難しいですが、
どんな運の中にあっても「自分はどうしたいのか」に集中して
そこに忠実になることで、
的確に掴むものと捨てるものを選択できるのだろうと思います。

 

高天麗舟

占って凶が出た。

今年に入ってから、自分の毎月の仕事運を易で出しています。

「協力者が出て良い結果となる」と出た月は
本当に知り合いからの紹介でお客様がみえるなど、
占いで良いと出た月は、実際にお客様にも恵まれました。

ということで、いよいよ8月!と易で占ったところ…
今年に入って一番悪い卦が出ました。

あちゃ~っ!!

いつも易の結果は、
算木の形やその他モロモロの方法で自分で読み解いた後、
勉強のため5~6冊ほどの易の本で卦辞爻辞を確かめて
自分の状況にあった具体的な言葉を広い集めています。

占いの本というのは、読み物としても本当に勉強になるもので、
運というものを客観的に教えてくれます。

銭 天牛先生が書かれた「銭流易経」という本の中にこうありました。

前もって凶事を知り、避けるといいますが、言うは易く、行なうは難い。凶事は大ていノッピキならない状態の末にあるものです。前もって知っても、どう仕様もないことが多い。
・・・略・・・
ウラナイで人生を幸福に…などという占い者がいますが(みんな占い者はそう言うようですが)、私は言わない。幸福になる、ならないは、その人の行動にかかっている。占いは決して、絶対に行動ではない。知るだけです。知っていたって、どうにもならないことは、占いだけでなく、人生にはいくらでもある。

悪いものは悪い、というのは冷たい印象を受けるかもしれませんが
占いを極めた先生だからこそ出た言葉だと思いました。

凶を凶と伝えることはとても大切で、
占い師として大事な仕事と痛感しています。
しかし、それでも避けられるものであれば
私は凶事を避けるアドバイスができる占い師でありたいし、
私自身も避けられる凶事であれば避けたいと考えています。

…なんですが、凶と知ることで不思議と覚悟が決まるもので、
「今は自分の望む状況ではないんだ」と知っておくことで
ヤキモキすることなく、それなりの過ごし方が計画できます。

8月は鑑定がヒマそうなので(苦笑)、
占いの勉強と、書と、娘と遊ぶことに時間を費やそうと思います。

そうそう、私のFacebookページ(高天麗舟 Reishu Takama)で
毎月1日に易から読み解く「今月の指針」を載せているのですが、
こちらも投稿いたしますので、よろしければ参考になさってくださいね。

 

高天麗舟

頑張っている人は応援したい

少し前の話になりますが、
奥さんである小林麻央さんがガンだと
ご主人の海老蔵さんが記者会見で公表した日。

その2~3日後、フェイスブックを見ていたら、
四柱推命の講座を開催している某占い師が
「次回の四柱推命講座は、小林麻央さんの病気についてです」
と、何のためらいもなく宣伝しているのを見掛けました。

衝撃でした。
こんな人間が占い師なのかとビックリしました。

確かに病気や受賞など目に見えるものは吉凶判断しやすいし、
実在する人を観ていくのが一番の勉強になるのはわかるのですが、
人の不幸を平気で自分の講座の受講生集めに使っては
その人間の質が問われます。
一事が万事。この占い師の程度がわかりました。

また占い師でなくても、自然療法を勉強している人も
入院中の小林麻央さんや北斗晶さんが
お見舞いでもらったお菓子やケーキを食べたと知ったとたん、
「甘いものは体温を下げる」とか「そんなだからガンになるんだ」など
自分の主張をこぞって投稿していました。

私も砂糖は積極的にはとりませんし、
入院前の北斗晶さんがテレビで料理を披露するたびに
「あまり身体には良くなさそうだなぁ~」と感じてはいましたが、
食事は病気をキッカケに本人が向き合うものですし、

このタイミングで、しかも本人が見ないであろうネット上で
自分の正しさを振りかざす行為の方に問題を感じました。
そして、
「こんな人から自然療法の指導は受けたくないもんだ…」
と思うのでした。

治療方針についても意見している人を見掛けたのですが、
どう考えても当事者が一番真剣に、精一杯調べて、
いろんな方法の中から納得できるものを選択したと思うんです。

それが、自分が信じているものと違っていたとしても
その人の選択を尊重し、応援するのが筋なのでは?
と思うところです。

結婚・離婚、仕事や病気…人生は選択だらけです。
鑑定はもちろん、
人との関わりの中でも思うところがあれば伝えますが
伝えるだけ伝えたあとは、私の思いは横に置いて
ただただ応援していきたいと思います。

 

高天麗舟

 

「バカ」ってなんだ?

知的障害ある息子の自死「バカなりに努力しろ」メモに

小学生のころから一日も学校を休まなかった息子が、就職からまもなく自殺した――。
浜松市西区の漁業鈴木英治さん(52)と妻のゆかりさん(50)が、次男航(こう)さん(当時18)の死の理由を問い続けている。航さんには軽度の知的障害と学習障害があった。

 航さんが、職場の自動車部品工場へ向かう途中で自殺したのは3年前の5月20日。その日、いつもより早く家を出た航さんは、通勤に使っていた午前7時20分の電車をホームでやりすごした。次の電車も見送り、同46分の貨物列車に飛び込んだ。駅の防犯カメラに映像が残されていた。

 航さんは、現場で教えられた仕事の手順などを細かくノートにメモしていた。その中にはこんな走り書きがあった。「バカはバカなりに努力しろ」

航さんに軽度の知的障害と学習障害があるとわかったのは小学4年のときだ。通信簿はオール1。だが明るく、人なつっこい性格で友だちに好かれた。親や教師に言われたことはきちんと守る一方、融通や加減が利かない。高校で入った野球部や水泳部では倒れるまで練習を続けてしまうことが何度もあったという。

 高校卒業後、県内の大手自動車部品工場に障害者雇用枠で就職。「小中高と12年間、無遅刻・無欠席。本人もまじめで体力があることは自覚していたので、工場での単純作業なら向いていると思ったようだ」と英治さんは話す。

 だが、就職からわずか50日で航さんは自ら命を絶った。一体、何があったのか――。遺品のノートにあった「バカは~」の文字や、その後の会社とのやり取りの中で、両親の疑念はふくらんでいったという。

以上、朝日新聞デジタルより

「バカと言った方がバカだ!」
子供の頃、そんな言葉を聞いた人は多いかもしれませんが、
まさにこれがそうですね。

健常の中にも「何度教えてもできない人」は存在します。
これは本人の理解力による部分も確かにあるとは思うのですが
周囲の教え方や根気による部分も大きいように感じます。

「じゃ、バカってなんだ?」
と、自分が思うバカの定義を思わず考えてしまったのですが、

「自分がどういう時に怒りを感じるのか?」をまず掘り下げたところ
「自分自身、大切にされていない」と感じた時となりました。

このニュースの航さんも、
大切どころか、ひどい扱いを受けたから死を選んだと思うんです。

過去の出来事を辿って考えついた答えは
(私は根に持つタイプ♪)

一言でいえば、
「人間の尊厳を侵す人」
となるのですが、具体的には

・人を蔑む
・人の思いを汲めない/踏みにじる
・命を軽んじている

こんなケースが思い浮かびました。

先月、またお声を掛けていただき、埼玉大学教育学部にて
障害児育児についての講話を母友としてきたのですが、
その講話後、全国の障害者施設での虐待の話になりまして
普段ニュースで聞くのは氷山の一角にもなっておらず、
とにかく想像以上の根深い背景がある事を知りました。

ある条件を満たせば障害者からの証言も有効になるため、
今後、障害者の声が広く大きく届くことを願う私です。

知的なことは問題にはなりません。
心根が大切です。

 

高天麗舟

 

安心立命(あんじんりゅうみょう)

先日届いた四柱推命の師・浅野太志先生のメルマガのお題は
巷で時々耳にする
「自分が幸せになる事で、周りも幸せになる」
についてでした。

なるほど~と読みまして、
私もこの言葉について色々考えてしまいました。

が、その前に。
そもそも「幸せになる」との表現に個人的には違和があります。

というのも、
私は、夫が大きな問題もなく充実した日々を送り、
娘がただ元気でただ無邪気に遊んでいることで
心の底から本当に幸せを感じます。

夫が大出世して年収が1000万アップするとか(笑)、
娘が何かを目指してそれを達成するとか、
今の状態でない何かに「なる」ことにあまり関心がなく、
日々楽しそうに送ってくれていれば
それが一番の幸せだからです。

それでは生産性がない、上を目指していない。
と思う人もいるかもしれませんが、
生産性がないことは問題でもなんでもありません♪
無欲万両でしょう。

ということで、
「自分が幸せでいることで、周りも幸せになる」
なのでは?と実感しているところです。

そんなことが頭の片隅に残ったままの月曜の晩、
暑くて布団の中で眠れずウダウダしていたら、ふと
「幸せって、“安心”のことなんだ!」
と閃いたというか、突然理解できたというか、
とにかく肚に落ちました。

確かに、夫に関しても娘に関しても、
体調が落ち着き、心配が激減し、安心できているからこそ、
私は幸せなんです。

書の師、野尻泰煌先生からだいぶ前に教えてもらった言葉に
「安心立命(あんじんりゅうみょう)」という禅語があります。
※「あんしんりつめい」とは読まず、呉音で読みます。

「心が安らかでいることで命が立つ」
という意味だそうです。

命が立つってなんだ??と思うかもしれませんが、
自分の使命、自分の主体性、自分自身を生きる、自分の人生に集中…
といった感じでしょうか。

一般的に人は、何か足りないものを得て初めて安心できたり、
保障があって初めて安心できたりするものですが、

そうではなく、
どんな状況の中にいても心配事を横に置き、
安心の境地に心を置くことが大切になってきます。
(非常に難しいですが)

以上から私が思う「自分が幸せでいることで、周りも幸せになる」は
自分が安心できていれば、
周りの人が自分のことを心配する必要がなくなり、
その結果、周りの人に安心を導ける
となりました。

そして、
周りの人も自分の人生に集中し、主体性を持った人生を過ごせる     
ことになるのでしょう。

ちょっと書いてみたくなったので楷書で書いてみました。

・・・「安心立命」は、書でも難しいな。(笑)

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高天麗舟

 

四柱推命 手相 方位学 易